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盲人の「白杖SOSシグナル」に関する、東京新聞の「続報」2015年12月24日

[カテゴリ: 便利な情報]

<当記事の要点>

・前回に引き続き、「白杖(はくじょう)SOSシグナル」の新聞報道を紹介。
・インターネットを通じて、新聞報道が拡散し続けている。
・手助けするには、まず声をかけ、盲人の希望を聞いてから行う。
・かつて参加した、「点訳ボランティア団体」会長も同じ発言をしていた。


<記事本文>

前回、盲人の「白杖(はくじょう)SOSシグナル」に関する新聞報道を紹介しました。

既存の記事: 『白杖を高く掲げるのが「盲人のSOS」信号』

このたび、その続報が、同じ東京新聞に掲載されました。
他紙でも、報道しているのか、それとも東京新聞だけなのか、分りません。
一応、念のため、続報も紹介することにしました。

東京新聞・朝刊 平成27年(2015年)12月24日付の記事を引用します。
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「白杖SOS見逃さない」 
「本紙に反響 視覚障害者 善意に『お願い』」
「ぐっと引っ張らず」 「そっと肩貸して」

白杖SOSシンボルマーク

図1 白杖SOSシグナル・シンボルマーク
(出典: 『東京新聞・朝刊 H27/2015-12-8』)


視覚障害者が助けを求めて白杖を掲げるポーズ「白杖SOSシグナル」=写真上(シンボルマーク)=を紹介した八日朝刊の記事について、読者の方々から「初めて知った」 「世間に広まれば」などの反響が本紙に寄せられた。

考案されて四十年近くたっても、あまり知られていなかったが、インターネットを通じて記事が拡散し続けている。

関係団体は、シグナルを見ても「腕や白杖を急に引っ張らないで」と注意点を挙げながら、
理解がさらに広がることを期待している。


誘導する時は、腕や肩につかまってもらう

図2  誘導するときは腕や肩につかまってもらう=沢田将人撮影

(出典: 『東京新聞・朝刊 H27/2015-12-24』)

※図2は、左側が援助者。右側が盲人。

誘導する時は、腕や肩につかまってもらう

図3  誘導するときは腕や肩につかまってもらう=沢田将人撮影
(出典: 『東京新聞・朝刊 H27/2015-12-24』)

※図3は、左側が盲人。右側が援助者。


本紙ホームページに掲載している記事は、フェイスブックで六千件近くシェアされ、異例の広がりを呼んでいる。

日本盲人会連合にも電話が十三件あった。
鈴木孝幸副会長(五九)によると、
(中略)
善意の輪に驚きつつ、注意してほしい点を挙げる。
「腕や白杖をいきなり引っ張られると、恐怖を感じる。まず要望を聞き、肩や肘を貸してほしいのです」

「SOSシグナル」の再現

図4 「SOSシグナル」を再現する視覚障害者=木口慎子撮影
(出典: 『東京新聞・朝刊 H27/2015-12-24』)


視覚障害者の間でも、ポーズが一般化しているわけではない。
「こちらから声を掛けた方が早いから、ポーズをしたことがない」。
全盲の守屋智恵さん(ニ九)=東京都中野区=はこう話し、「盲導犬の存在くらい認知度が広まれぱいい。そうしたらやってみようかな」。

白杖を掲げるポーズが広まると、「掲げていない人には気を配らなくてよい」という風潮につながらないか、懸念もある。

全盲の中屋敷綾さん(二七)=板橋区=は「白杖を掲げていなくても、困っていそうだったら声を掛けてほしいし、声を掛けたら無視しないでほしい」と訴える。
「私たちは、無視されるのが一番困るんです」
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(引用、以上)

冒頭の既存記事で述べたように、だいぶ昔に「盲人向け点訳ボランティア団体」に短期間参加したことがありました。

その時、会長から聞いた話ですが、「通りがかりの人が助けてくれる時、何も言わずに、いきなり腕をつかみ、引っ張って行こうとする人がいるのは、非常に困る」と言っていました。
(今回、報道されている「白杖SOSシグナル」とは無関係の話です)。

会長は目の見える、晴眼者です。
盲人の気持を代弁したわけです。

言われてみれば、当然のことです。
晴眼者でも、駅なり、道ばたなりで、何か困っている時、人に手助けしてもらえたらありがたいですが、いきなり腕をつかまれて、引っ張られたら、びっくりします。

まして、周囲がまったく見えない盲人ならば、なおさらです。
びっくりするどころか、恐怖を感じても、当然と言えます。

手助けする一番最初は、「声をかける」のが鉄則と言えます。
相手(盲人)から見て、自分がどこにいるのか、自分が男なのか、女なのか、大人なのか、子どもなのか、背が高いのか、低いのか、…… 等々、さまざまな状況をも、知らせる効果があるはずです。

晴眼者なら、これらのことは、見たとたんに、いっぺんに分ります。
しかし、目の見えない盲人には、「教えてもらわなければ」分らないはずです。
「声をかける」ことで、「知らせる」ことができるはずです。








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