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JAL123-急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(11)2016年04月06日

[カテゴリ: JAL123便>事故報告書]

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(修正) 「当記事の要点」を全部削除しました。<R5/2023-8-4>

「なくても良い」と判断しました。

同時に、「見出し」としての<当記事の要点><記事本文>も削除しました。
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※ 第10回目の記事から、続きます。
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/02/8063585


第9回目、第10回目の記事で、引用した一番最後の行を、再度引用します。

「航空事故調査報告書 第1冊目 P.62」で、次の項目です。
『2.16.5 スタビライザ・ジャッキ・スクリュ・アクセス・ドアに関する調査』

(引用H)
---------------------------------------------------------------------------------
したがって、飛行中後部胴体内が客室の空気圧により加圧されたものとすると、当該ドアは開いたものと推定される。
---------------------------------------------------------------------------------
(引用、以上)

必要に応じて、第9回目、第10回目の記事を参照して下さい。


(第10回目)https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/02/8063585


(分析H)(トリック7)

引用文で、「……当該ドアは開いたものと推定される」に着目して下さい。

「開いたものと『推定される』」は、不自然な表現です。

「開いた」かどうかは、「推定」するべき筋合いのものではありません。

◎ 開いているなら、「開いている」
◎ 閉じているならば、「閉じている」

と、「言明するべき」筋合いのものです。

前回までの記事で述べたように、プレッシャ・リリーフ・ドアが、「加圧されたなら」、ドアは必ず開きます。

逆に、「加圧されていない」ならば、ドアは開きません。

ドア部分に、動作上、何らかの不具合がある場合を除き、必ず、「開く時は開き、開かない時は開きません」。

「開いたであろう」と、「推定するような」筋合いのものではありません。


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ところが、「開いたものと『推定される』」と記述しています。

「あくまでも推定である」と、言明しています。
「おそらく、開いたであろう」と、言明しています。
「開いたかどうか、本当のところは(厳密には)、分らない」と、言明しています。

事故調は、
「修理ミスにより、後部圧力隔壁が、飛行中に破壊された」
「強烈な圧力が生じた(急減圧流が生じた)」
「その圧力が、垂直尾翼やAPU(補助動力装置)を短時間で吹き飛ばした」
と、主張しています。

それならば、「プレッシャ・リリーフ・ドアが開いた」と、主張するのが当然です。

にもかかわらず、「推定される」と、表現しています。

「開いた」とは、言明していません。

明らかに矛盾します。明らかに不自然です。

----------

引用文の「開いたものと『推定される』」を言葉どおり受け止めると、「開いていない可能性もあり得る」と、解釈できてしまいます。

「開いていない」ならば、回りまわって、「急減圧流が存在しない」との、解釈に到達してしまいます。

これでは、事故調の主張が「根本から崩壊します」。
事故調が、この解釈を「認めるはずがありません」。

この観点から見ても、「推定される」は、意識的な「すり替え表現」なのは明らかです。

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(分析H、に対する結論)(トリック7、に対する結論)

(1)プレッシャ・リリーフ・ドアが「開いていない」のを隠すために、わざと「推定される」という、矛盾する不自然な「すり替え表現」を用いた。

(2)プレッシャ・リリーフ・ドアが「開いていない」のは、ドアが「加圧されていない」ため。

(3)ドアが「加圧されていない」のは、「急減圧流が生じていない」ため。

(4)事故調は、急減圧流が生じていないと、「認識している」。

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<長文のため、第12回目に続きます>

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