現在ご覧のブログは (旧ブログ) です。

(新・新版) 21世紀は宇宙文明時代
(旧ブログ) 21世紀は宇宙文明時代

(旧ブログ) を (新・新版) ブログに統合したいのですが、

(旧ブログ) には、その機能がないので、やむなく 「二本立て」 にしています。

ぜひ、主体の 『 (新・新版) 21世紀は宇宙文明時代』 も、ご高覧下さい。

(注)以前の 『 (新版)21世紀は宇宙文明時代』 は、不本意ながら
やむなく 「終了」 しました。

当(旧ブログ)の 「サイトマップ」 をご活用下さい


JAL123-急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(12)2016年04月10日

[カテゴリ: JAL123便>事故報告書]

==========
(修正) 「当記事の要点」を全部削除しました。<R5/2023-8-4>

「なくても良い」と判断しました。

同時に、「見出し」としての<当記事の要点><記事本文>も削除しました。
==========


※ 第11回目の記事から、続きます。
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/06/8066361


第4回目の記事で、「プレッシャ・リリーフ・ドア」を、墜落現場で発見した時の問題(トリック)について述べました。

『JAL123-急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(4)』
2016年02月04日
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/02/04/8008614

この時の、「引用A」の一部を再度引用します。

『航空事故調査報告書 第1冊目 106ページ』。
(読みやすくするため、原文にない改行を、それぞれに加えています)。

(引用I)
---------------------------------------------------------------------------------
3.2.3.2 APU防火壁を含む尾部胴体の損壊

(中略)

(1) プレッシャ・リリーフ・ドア

このドアは墜落現場付近で発見された。
---------------------------------------------------------------------------------
(引用、以上)

※「APU」とは、「補助動力装置」のことです。
必要があれば、第4回目の記事、および次の記事を参照して下さい。

『JAL123-急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(2)』
2016年01月26日
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/01/26/8001429


(分析I)(トリック8)

第4回目の記事で指摘したように、事故調は、墜落現場で、「プレッシャ・リリーフ・ドア」を発見した時に、このドアが「開いていたのか、それとも、閉じていたのか」、まったく言及していません。

ただ単に、「このドアは墜落現場付近で発見された」と、一言述べているだけです。

----------

前回(第11回目)の記事で、「引用H」を、再掲します。

「航空事故調査報告書 第1冊目 P.62」で、次の項目です。
『2.16.5 スタビライザ・ジャッキ・スクリュ・アクセス・ドアに関する調査』

(引用H、再掲)
---------------------------------------------------------------------------------
したがって、飛行中後部胴体内が客室の空気圧により加圧されたものとすると、当該ドアは開いたものと推定される。
---------------------------------------------------------------------------------
(引用、以上)

『JAL123-急減圧流は存在しないと「事故調は認識している」(11)』
2016年02月06日
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/06/8066361


事故調は、「……当該ドアは開いたものと推定される」と言明しています。

上記、「引用I」と、合わせて見て下さい。

----------

本来ならば「推定する必要はない」と、容易に理解できるはずです。

墜落現場で、「プレッシャ・リリーフ・ドア」を発見した時に、当然ながら、「目視」します。

その結果、ドアが「開いている」、あるいは「閉じている」と、誰でも、一発で容易に分ります。

開いているか、閉じているか、「推定する必要は、まったくありません」。

推定するべき、筋合いのものでは、ありません。

「プレッシャ・リリーフ・ドア」が開いていないからこそ、それを隠すために、墜落現場で発見した時、「開いていたかどうかについて、まったく言及しなかった」と、解釈できます。

意識的に言及しなかったために、「引用H」では、本来ならば、推定ではなく、開いていたか、閉じていたか、「どちらであるか言明するべき」ところを、ことさら「推定される」と、ごまかさなければ、ならなくなったわけです。

------------------------

もし仮に、「プレッシャ・リリーフ・ドア」が、胴体部と分離し、単独で発見された場合は、話が別です。

この場合、ドアが開いていたか、閉じていたか、判別のしようがありません。
ただし、事故調査報告書に、その旨、明記するのが当然です。

その上で、綿密な調査分析を行い、いわゆる「ドーンという音」が生じた時、ドアが開いたのか、閉じていた(開かなかった)のか、どちらなのかを判断する必要があります。

この場合ならば、最終的な結論が「推定であるのは、当然」とも言えます。

ところが、事故調査報告書は、そのような論理展開には、なっていません。

「プレッシャ・リリーフ・ドア」は、「胴体部と分離していない」と、解釈せざるを得ません。

------------------------

(分析I、に対する結論)(トリック8、に対する結論)

(1)「プレッシャ・リリーフ・ドア」が、墜落現場で発見された時、ドアが「開いていたか、閉じていたか」、事故調査報告書は、まったく言及していない。
本来ならば、これは、きちんと言及するのが当然。

(2)ドアが閉じていたからこそ、それを隠すために、わざと言及しなかったと、解釈せざるを得ない。

(3)もし仮に、「プレッシャ・リリーフ・ドア」が、胴体部と分離し、単独で発見された場合も、その旨、事故調査報告書で言及するのが当然。

(4)その上で、綿密な調査分析を行い、ドアが開いていたのか、閉じていたのか、判断(推定)する必要がある。

(5)ところが、事故調査報告書には、そのような論理展開は存在しない。
「プレッシャ・リリーフ・ドア」は、「胴体部と分離していない」のは明らか。

(6)上記(1)(2)のために、「プレッシャ・リリーフ・ドア」に関する結論で、つじつまが合わなくなり、「ドアは開いたものと推定される」と、ごまかす必要が生じた。

(7)ドアが開いていないならば、急減圧流は存在しない。

(8)事故調は、急減圧流が生じていないと、「認識している」。

------------------------

<長文のため、第13回目に続きます>

------------------------

<< 第1回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/01/19/7996032

<< 第2回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/01/26/8001429

<< 第3回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/02/01/8006969

<< 第4回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/02/04/8008614

<< 第5回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/02/08/8011670

<< 第6回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/02/25/8028792

<< 第7回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/03/01/8035414

<< 第8回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/03/15/8049307

<< 第9回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/03/22/8054981

<< 第10回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/02/8063585

<< 第11回目に戻る
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/06/8066361


                当記事(第12回目)の先頭に戻る >>
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/10/8068839


                          第13回目に進む >>
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/04/29/8080307

                          第14回目に進む >>
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/05/07/8085368

                          第15回目に進む >>
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/06/18/8114558

                          第16回目に進む >>
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/07/30/8142253

                          第17回目に進む  >>
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/08/18/8154635

                          第18回目に進む  >>
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/08/24/8161851

                          第19回目に進む  >>
https://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/08/26/8163387







コメント

トラックバック