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岩手県の高齢者施設「楽ん楽ん」9名溺死(台風10号)は非常に奇妙。常務理事・所長ともに「ウソをついている」可能性が濃厚(7)2016年10月25日

[カテゴリ: 社会問題>その他]

第6回目の記事から続きます。
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/10/19/8231949

※ 引用の出典はすべて「東京新聞の記事」なので、その明示は省略し、以下、掲載された記事の「日付」だけを、出典に明示します。

※ 引用文は、読みやすくするため、原文にはない改行を多数加えています。

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(引用Q)「9月1日・朝刊」を引用します。
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三十日夜、「楽ん楽ん」付近の小本川の水位は急上昇し、午後七時ごろには氾濫した。

電話はつながらず、救助を要請できなかったといい、施設は自力で避難するしかなかった。

だが、「夜間、施設の利用者を連れて避難するのは相当厳しい」。

東京都東部で七つのグループホームを運営する「すこやか福祉会」(葛飾区)の菊地雅彦常務理事はそう指摘する。
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(引用Q、以上)


(不自然29)
「引用Q」の、下2行分を見ると、「楽ん楽ん」とはまったく無関係の組織の人物が、「夜間、施設の利用者を連れて避難するのは相当厳しい」と指摘しています。

しかし、こんなことは、誰でも分かります。
いちいち、指摘してもらうまでもありません。

まして、同じ高齢者施設を運営している、「楽ん楽ん」の理事や所長に分からないはずがありません。
しかも、「楽ん楽ん」は、夜間には、たった1名の職員(この日は、所長)で、9名の入所者に対応する必要があるわけです。

「相当厳しい」と分かっていて、当然です。
分からないはずがありません。

にもかかわらず、「まったく分からなかった」と言わんばかりの文章です。
「まったく分からくて、当然。(結果的に)ちっとも問題ではない」と、言明しているのと同じです。

この文章自体が、あまりにも不自然です。
換言すれば、そのように主張している理事の発言が、あまりにも不自然です。


(不自然30)
「引用Q」の、2行目を見ると、「電話はつながらず、救助を要請できなかったといい、施設は自力で避難するしかなかった」とあります。

ところが、実際には、「施設は自力で避難」など、していません。

ただ単に、「楽ん楽ん」の建物内(平屋)の、入所者各自の個室に、所長が「誘導」しただけです。
これは、「避難した」と言える代物(しろもの)ではありません。

その結果、当然ながら、建物と一緒に「水没し、(所長を除き)全員溺死した」のです。

にもかかわらず、「施設は自力で避難するしかなかった」と、あたかも実際に避難したかのような、文章になっています。
この文章自体が、明らかに不自然です。

「電話がつながったかどうか、救助を要請できたかどうか」の問題ではありません。
それ以前の問題です。

「不自然29」で述べたように、「夜間、施設の利用者を連れて避難するのは相当厳しい」のは、誰の目にも明らかです。

そのため、早めに、夜間ではなく昼間のうちに「対策を取る」のが当然です。

第1回目の記事で、(引用D)「9月1日・朝刊」を、再度引用します。

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非常時には、緑川会が運営し隣接する三階建ての高齢者施設「ふれんどりー岩泉」に移動する決まりになっていたが、避難マニュアルはなく、
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(再度引用D、以上)

「非常時には、同じ緑川会が運営する『ふれんどりー岩泉』に移動する決まりになっていた」ならば、なるべく早く、この決まり通り、「ふれんどりー岩泉」に避難させるのが当然です。

「避難マニュアルがあろうが、なかろうが」、そんなことは関係ありません。

「避難マニュアルがなければ、避難してはいけない」、そんな規則や法律は、世界中、どこにも存在しません。

「避難マニュアルがなければ、避難して良いのか、悪いのか、まったく判断できない」。
理事や所長が、そこまで「馬鹿なはず」がありません。

しかも、目の前に川があるのです。
台風で、いつ氾濫(はんらん)しても、おかしくない状況です。

にもかかわらず、建物に濁流が流れ込んでくるまで、理事も所長も、「事実上、動こうとしなかった」のは、あまりにも不自然と言わざるを得ません。

理事、所長いずれもが、「真相を隠すために、ウソをついている」としか思えません。

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以下、長文のため、第8回目に続きます。

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『【続編】 岩手県の高齢者施設「楽ん楽ん」9名溺死(台風10号)は非常に奇妙。常務理事・所長ともに「ウソをついている」可能性が濃厚』
2020年09月12日
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2020/09/12/9294767