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(新・新版) 21世紀は宇宙文明時代
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踏切内で「人を救助」する時は、「非常ボタン」を、ぜひとも「最優先に押すべき」です(4)2017年05月27日

[カテゴリ: 社会問題>その他]

(注) カテゴリを、「便利な情報」 から、「社会問題>その他」 に変更しました。



第3回目の記事より、続きます。
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2017/05/19/8566841

今回が、最終回です。

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第1回目の記事で掲げた、「(図6)踏切の全体状況(東側)」を、再度、掲げます。

踏切の全体状況(東側)

(図6) 踏切の全体状況(東側)(再掲)

※※ 図を参照しながら、本文をご覧になる場合、当記事を「二つのタブ」で同時に開き、一方のタブを「図の表示専用」にすると、非常に便利です。


この「6図(再掲)」で、写真の右端にある、「小屋」に着目して下さい。

右側「歩行者通路」の、すぐ右です。

これは、「路線バス誘導員の待機所」です。

路線バス誘導員の待機所

(図15) 路線バス誘導員の待機所


路線バスの誘導員(緑色枠内)

(図16) 路線バスの誘導員(緑色枠内)

この踏切に接するように、路線バスが走っています。

そのため「路線バス誘導員」が存在します。

路線バスの経路

(図17) 路線バスの経路
(出典: 『Google マップ・八丁畷駅』を一部引用。追記)

※ 路線バスが、角を曲がる地点(内側)に写っているビルは、現在「更地 《さらち》 」になっています。


「図17」の通り、路線バスは、踏切を渡らず、「踏切の手前で、角を曲がる経路」を走行しています。

駅前の道が狭いため、「バス停A・B」、いずれも「八丁畷 《はっちょうなわて》 駅(中央口)」から少し離れた位置にあります。

 「八丁畷バス停A」から駅(踏切)方向を望む

(図18) 「八丁畷バス停A」から駅(踏切)方向を望む

「図18」では、バス停の位置が、一見、駅のすぐ近くに見えますが、実際には、少しだけ歩きます。

それは、「図17」に示すとおりです。

道路幅の「狭さ」に着目して下さい。

道路ぎりぎり一杯に曲がる、路線バスの車体

(図19)道路ぎりぎり一杯に曲がる、路線バスの車体

前掲の「図17」に示すように、道路が直角以上に曲がっています。

しかも、この「図19」のように、道幅が、かなり狭い状態です。

そのため、ほとんど「ぎりぎり」の感じで、バスが道を曲がっています。

反対方向から見た様子を、以下の図(4枚)に示します。

駅(中央口)側から見た、バスの右折状況(1)

(図20) 駅(中央口)側から見た、バスの右折状況(1)


駅(中央口)側から見た、バスの右折状況(2)

(図21) 駅(中央口)側から見た、バスの右折状況(2)


駅(中央口)側から見た、バスの右折状況(3)

(図22) 駅(中央口)側から見た、バスの右折状況(3)


駅(中央口)側から見た、バスの右折状況(4)

(図23) 駅(中央口)側から見た、バスの右折状況(4)

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ここで大事なことは、あくまでも「路線バスの誘導員」であって、「踏切の監視・誘導員」ではない、ということです。

「踏切内には、まったく関与していない」点が、非常に重要です。

踏切(電車)に背を向けている、路線バスの誘導員

(図24)踏切(電車)に背を向けている、路線バスの誘導員

「図24」では、電車が踏切を通過中にもかかわらず、誘導員は、完全に背を向けています。

もし、踏切の監視・誘導員であれば、このような体勢を取るはずがありません。

「踏切の監視・誘導員ではない」と、良く分かります。

一方、両手の様子から見て、「すぐに誘導できる体勢にある」と、見て取れます。

ただし、誘導する対象は、あくまでも「路線バス」です。

(なお、赤色指示灯を右手ではなく、左手で握っているので、あるいは、この時点では、「すぐに誘導できる体勢を取ってはいない」のかもしれませんが)。

待機所で待機したままの、路線バス誘導員

(図25)待機所で待機したままの、路線バス誘導員

「図25」も同様に、電車が踏切を通過中にもかかわらず、待機所内で、待機したままです。

これも、「踏切の監視・誘導員ではない」と、良く分かります。

「踏切内で何があっても」、それ自体は、この「路線バス誘導員の責任ではない」と言えます。

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第1回目の記事で、文末に「参考資料」として、「東京新聞の記事」を全文掲示しました。
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2017/05/13/8557385

その中で、この「路線バス誘導員」に関する記事があります。

それを、引用します。
※ 読みやすくするため、原文にない改行を、それぞれ加えています。

(引用)
(出典: 『東京新聞』、4月15日、夕刊)
(第1回目の記事で、「引用G」の部分)
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 突然、鳴り響いた快特電車の警笛。

現場近くでバスの交通誘導をしていた男性(七三)はその直後「ボーン」という衝撃音を耳にした。


 事故があった踏切付近は 「撮り鉄」のカメラマンがよく訪れるといい、「カメラマンに注意したのかと思ったが、鳴らし方が長いのでおかしいと感じた」。


 踏切を渡り切るまでの長さは二十メートル足らず。

男性によると、朝夕は高校生らが、下り始めた遮断機をくぐる姿も見られるという。


 「川崎駅方面からは下り坂。八丁畷を通過する快特はスピードが出ているから、ブレーキをかけても間に合わないのでは」と話した。
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(引用、以上)

引用文の2行目に、「現場近くでバスの交通誘導をしていた……」とあります。

上述した、「路線バスの誘導員」そのものだと思います。

ただし、「現場近くで……」と、表現しています。

「現場近く」ではなく、実質的には、「現場そのもの」と言えます。

にもかかわらず、「現場近くで……」と、表現しているのは、意図的だと思います。

「踏切にいながら、なぜ二人を助けなかったのだ!!」という非難が、当日担当した、この誘導員に殺到するのを避けるよう配慮したと、思えてなりません。

前述のように、この誘導員は、あくまでも「路線バスの誘導員」です。

「踏切の監視・誘導員」ではありません。

踏切内で、どのような事故が起ころうとも、この誘導員には、何の責任もありません。

完全な「担当外」です。

にもかかわらず、現実問題として、正しいと思って「ピントの外れた非難」が、日本中から押し寄せる可能性が、十分あり得ます。

それを防ぐために、「このような表現の記事」にしたものと、思います。

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この踏切で写真撮影(第1回目)を始めた時、この「路線バス誘導員」の姿が、自然に、目に入りました。

そのため、今回の事故を受けて、「踏切の監視・誘導員」を、急遽 《きゅうきょ》「京急電鉄」が配置したと、思いました。

ところが、実際は、「路線バス誘導員」だったと知り、驚きました。

前掲した「(図15) 路線バス誘導員の待機所」を見て下さい。

何十年も前から設置してあるとしか思えない、非常に古めかしい小屋です。

今回、急遽 《きゅうきょ》 設置したはずがありません。

しかも、(当然ながら)路線バスの誘導作業を盛んに行っています。

そのため、不思議に思って、待機中の誘導員に質問をしました。

バスが、まったく来ない時は、待機所内の椅子に座って、待機しています。

その時を見計らって、声をかけました。

ところが、「バスの誘導をしている」と言われて、びっくりしました。
(言われてみれば、それは、当然なのですが)。

この時の誘導員は、事故当日の誘導員とは、異なるようです。

「事故当日の担当者は、踏切内の二人に気が付かなかったのだろう」という主旨の話をしてくれました。

路線バスの誘導に不手際があったら、一大事です。

そちらに全神経を振り向けているのは、容易に想像が付きます。

その結果、踏切内の二人に気付かなくても、ちっとも不思議ではありません。

気付かなければならない「義務や責任」は、まったくないと言えます。

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写真撮影を始めたのは、午後の4時ごろでした。

その時は、「路線バスの誘導員」が2名いて、交代で誘導作業を行っているように見えました。

その後、1名だけになっていました。

おそらく午後5時ごろに、2名勤務から、1名勤務に変更するのではないかと思います。

話を伺ったのは、結果的に1名になってからです。

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「路線バス誘導員」、および「路線バス誘導員の待機所」の表現は、当記事で、説明のため、勝手に行ったものです。

正式な名称は、特に確認していません。

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<今回が、最終回です>

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