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(新・新版) 21世紀は宇宙文明時代
(旧ブログ) 21世紀は宇宙文明時代

(旧ブログ) を (新・新版) ブログに統合したいのですが、

(旧ブログ) には、その機能がないので、やむなく 「二本立て」 にしています。

ぜひ、主体の 『 (新・新版) 21世紀は宇宙文明時代』 も、ご高覧下さい。

(注)以前の 『 (新版)21世紀は宇宙文明時代』 は、不本意ながら
やむなく 「終了」 しました。

当(旧ブログ)の 「サイトマップ」 をご活用下さい


【連絡事項】 高齢のため今後「ブログ更新」に支障が出るかもしれませんので、念のためお伝え致します2019年06月10日

[カテゴリ: 連絡事項]
[カテゴリ: 精神世界>地球社会]

私は今年で70歳になる高齢者です。

「老い先短いジジイ」 です(笑)。

以前に比べると、明らかに体が劣化してきています。

そのため、当ブログの更新が、そのうち思うように出来なくなるかもしれません。

一方、逆に、今後とも長期にわたって更新できても、不思議ではありません。

どちらに転ぶか、現時点では、何とも言いようがありません。

しかしながら、高齢なのは物理的事実です。

したがって、いつ更新が思うように出来なくなっても、あるいは、いつ当ブログが突然終了・消滅しても、不思議ではありません。
(これに関しては、「連絡事項」 記事で、あらかじめお知らせするのは、まず不可能ではないかと思います(笑))。

それが、いつになるか具体的には分りようがありませんが、若い人間ではないので、はるか先ではないのは、明らかと言えます。

以上について、念のため、あらかじめお伝え申し上げておきます。

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なお、「ブログの突然終了・消滅」 で、一般論として、別の場合もあります。

日本を含め、世界を支配している連中にとって 「けしからん内容のブログ」 が、一方的に、強制的に削除 (閉鎖) されてしまう事例も少なくありません。

(既存の記事)
『支配者たちに、またもやつぶされた『richardkoshimizu's blog』が、再度の復活をしています』
2019年05月28日
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2019/05/28/9078087


上記は、その一例に過ぎません。

ただし、私の当ブログは、これに当てはまる心配はないと思います(笑)。

非常に、無名なブログです。
(本当は、もっと多数の人たちに見てもらいたいのですが、現実は残酷です(笑))。

当ブログが、支配者たちの目に触れる可能性は、事実上ゼロだと思います。
(内容自体が、そもそも、たいしたことありませんが)。

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以下は、「カテゴリ: 精神世界>地球社会」 です。

いわゆる 「死後の世界 (あの世) は実在する」 と、しばしば述べてきました。

「精神世界の分野」 において、「あの世」 の実在は、「常識以前の常識」 と言えます。

ただし、あの世は、幽霊の世界ではありません。

まっとうな人間の世界です。
(これも、以前述べたかと思います)。

肉体は、「宇宙服」 に例えることが出来ます。

地球から宇宙へ行くには、「宇宙服」 が必要です。

一方、地球に帰還すれば、「宇宙服」 は不要なので、誰もが脱ぎ捨ててしまいます。

肉体も、それと同じです。

三次元物質世界では、肉体は、必要不可欠です。

一方、「あの世」 に限らず、高次元世界では、肉体は必要ありません。

肉体を伴っても、「ゴミになる」 だけです(笑)。

と言うよりも、肉体があっては、「あの世」 に入れません。

したがって、「この世」 に肉体を捨て去って行くわけです。

(「あの世」 には、肉体とは異なる、体があるようです)。
(コーザル体、メンタル体など、いろいろな種類が、多層構造になっているようです)。

(「この世」 の人間も、コーザル体、メンタル体などを合わせ持っているようですが、それを目で見ることは出来ません)。

「この世」 の人間は、可視光線以外の光は、目に見えないからです。

そのため、「あの世」 に限らず、高次元世界は目に見えず、「そんなもの、あるはずがない」 と常識的な人々は 「絶対の自信を持って否定する」 わけです。

これらも、今さら、わざわざ述べるほどのことはないかもしれませんが。

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<お知らせ>

次回の記事は、以下の予定です。

『危険な「スマートメーター(電力量計)への交換」を拒否できます。ただし、その後どうなるかは分りません(7)』

「人間とは、そもそも何なのか」について、「他者ブログ」宛にコメント投稿を昨年行いました(3)2019年02月27日

[カテゴリ: 精神世界>地球社会]
[カテゴリ: 社会問題>支配]

「第2回目の記事」 から続きます。
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2019/02/09/9034263

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(注) 一連の 「当連載記事」 は、言うまでもなく、他者に対して 「不当な中傷や攻撃」 などを行うのが目的ではありません。

素人ながら、事実と思える事柄を 「馬鹿正直」 に述べているだけです。

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「第1回目」 の記事で、「引用A」 を掲示しました。

(第1回目の記事)
『「人間とは、そもそも何なのか」について、「他者ブログ」宛にコメント投稿を昨年行いました(1)』
2019年02月01日
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2019/02/01/9031237


その中で、一部分を、再度引用します。

※ 読みやすくするため、「原文にはない改行」 を加えています。

(引用A-1) (引用Aの一部を、再度引用)
======================================
彼は躊躇することなくこう言い切ります。


「お前たちなんか滅びてしまえばいいんだよ。

この世が誰かに操作されているなんて、よく考えればすぐに気が付くはずだろう。

それが解からない愚かな人間に生きる価値なんてあるのか?」
======================================
(引用A-1、以上)

(注) 躊躇 《ちゅうちょ》


この 「引用A-1」 は、第1回目の記事で、「他者ブログ記事B」 に登場した、「地下住民(支配者の一員)」 の発言を再度引用しました。

この発言は、非常に悪意に満ちているのは、言うまでもありません。

ここでは、それ以前に、「視野が狭すぎる」 との観点から述べます。


>この世が誰かに操作されているなんて、よく考えればすぐに気が付くはずだろう。

結論から先に述べると、「>すぐに気が付く」 ことは、あり得ません。

なぜならば、「絶対に気付かないように、仕向けられている」 からです。

人間、誰でも、生まれてくる時に、「すべての記憶を消されて」 しまいます。

文字通り、右も左もまったく分からない、「幼い赤ん坊」 として生まれてきます。

ところが、霊的な観点から見れば、「この世」 に生まれてくる前に、「あの世」 で、一人前の大人として、長い年月生活を営んでいるのです。

何回ともしれない 「輪廻転生 《りんね てんしょう》」 を繰り返して、あの世と、この世で、何千年か、何十万年か分りませんが、長い年月を生きてきたのです。

その間、つちかってきた膨大な知識、経験、理解、等々、すべての記憶を、消されてしまうのです。

物心両面で、何にも分らない 「幼い赤ん坊」 として、「この世」 に生み出されるのです。

それから、何年、何十年もかけて、幼児から一人前の大人として、生活を営んでいくわけです。


>この世が誰かに操作されているなんて、よく考えればすぐに気が付くはずだろう。

だからこそ、「>すぐに気が付くはず」 がないのです。

そもそも、「>よく考え」 ようがないのです。

なぜならば、生まれた時以来、「>この世が誰かに操作されているなんて」 教えてくれる人が、誰もいないからです。

親も家族も親戚も、そんなことは、誰も教えてくれません。

学校の先生も、そんなことは、誰一人教えてくれません。

テレビでも、ラジオでも、新聞でも、雑誌でも、そんなことは、誰一人教えてくれません。

さらには、例えば、インターネットで、「この世が、誰かに操作されている」 という話を見かけても、「こんなのウソに決まっている」 と、思い込んでしまいます。

あるいは、逆に、「自分では事実だと思うと」、周囲の家族、友人、等々から 「何バカなこと言っているんだ」 と笑われてしまいます。

結局、大多数の人々は、「>この世が誰かに操作されているなんて」 理解できないまま、一生を終わってしまいます。

まさに、これが現実です。

(ただし、今現在の時代では、少数ながら理解者が徐々に増加しているのは、言うまでもありませんが)。


>この世が誰かに操作されているなんて、よく考えればすぐに気が付くはずだろう。

したがって、「気付くはずがない」 のです。

「気付くに決まっている」 という、「地下住民(支配者の一員)」 の発言は、完全にピントが外れています。

「視野が狭すぎる」 としか、言いようがありません。


>それが解からない愚かな人間に生きる価値なんてあるのか?

上記の通り、「なぜ、人間には、それが分らないのか?」 が、この 「地下住民(支配者の一員)」 には、まったく分かっていません。

そんな理解力の欠落した者に、「愚か 《おろか》」 だの、「生きる価値がない」 だの、えらそうなことを言う資格は、まったくありません。

まして、「>お前たちなんか滅びてしまえばいいんだよ」 という暴言など、「なおさら口 《くち》 にする資格がない」 としか言いようがありません。


「第1回目の記事」 で掲示した、「私のコメント投稿文」 の一部を、再掲します。

(コメント投稿-1、一部、再掲示)
======================================
大きく視点を変えれば、彼ら支配者たちは、「精神レベルが一番低い連中」 です。

他者を支配するのは、「一番次元の低い行為」 です。

そのため、彼らが、支配される側に対して 「非常に軽蔑する下品な態度」 を取っても、不思議ではありません。
======================================

(コメント投稿-1、一部、再掲示。以上)


この、再掲示で、「>彼ら支配者たちは、「精神レベルが一番低い連中」 です」 と述べたのは、上記のような理由に基づくものです。

だからこそ、同じ、「第1回目の記事」 で、コメント投稿文を、以下のように 「結論づけた」 わけです。

(コメント投稿-2、一部、再掲示)
======================================
そんな彼らに対し、卑屈になってはいけません。

卑屈になる必要がありません。

「堂々と毅然とした態度を取る」 ことこそ、人間の本来あるべき姿です。
======================================
(コメント投稿-2、一部、再掲示。以上)


ところが、この 「第1回目の記事」 で、「他者ブログ記事B」 の発言では、以下のように述べています。

※ 読みやすくするため、「原文にはない改行」 を加えています。

(引用A-1、再掲)
======================================
ひどい発言ですし、同調する気にもなりませんが、

愚か者呼ばわりされる我々に全く非はないのか、それを最後に問いかけて、

続編に繋げたいと思います。
======================================
(引用A-1、再掲。以上)


この 「引用A-1」 で、中央部を見て下さい。

>愚か者呼ばわりされる我々に全く非はないのか、それを最後に問いかけて

これは、明らかに、「他者ブログ記事B」 の作成者自身が、「地下住民(支配者の一員)」 の発言にも一理あると、同意していると解釈できます。

「>愚か者呼ばわりされる我々」 人間側にも、非があると、事実上言明していると、解釈できます。

当記事の冒頭で述べた通り、「地下住民(支配者の一員)」 は、視野が狭すぎます。

そんな者の、貧弱な、下劣で幼稚な発言に、同意してしまっては、話になりません。

さらに、「第1回目の記事」 で、すべての責任は、「神様(空:くう)」 にあると、言明しました。

なおさら、「地下住民(支配者の一員)」 の発言に同意してしまうのは、レベルが低過ぎるとしか、言いようがありません。

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念のため、当ブログの 「既存の記事」 を2件掲げておきます。

(既存の記事)
『神様(空:くう)は「映画監督」であり、人間は「映画の出演者」』
2016年01月03日
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/01/03/7970119

(既存の記事)
『人間の心臓を動かしている者、それが「本当の神様(空:くう)」』
2016年01月02日
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2016/01/02/7969259

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以下、長文のため、第4回目に続きます。

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http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2019/02/01/9031237

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<(新・新版)21世紀は宇宙文明時代>
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「人間とは、そもそも何なのか」について、「他者ブログ」宛にコメント投稿を昨年行いました(2)2019年02月09日

[カテゴリ: 精神世界>地球社会]
[カテゴリ: 社会問題>支配]

「第1回目の記事」 から続きます。
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2019/02/01/9031237

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「精神世界の分野」 では、物事にはすべて 「2面性がある」 と盛んに言われています。

「給料が、その典型例」 とも言えます。

従業員の側からすれば、給料が高いほどいいのは明らかです。

一方、経営者の側から見れば、給料 (人件費) は、安い方がいいに決まっています。

両者は、完全に矛盾します。

その結果、対立や、争いが当然生じます。

最悪の場合、相手に対して、恨みや憎しみさえもが生まれてしまいます。

これでは、誰のためにもなりません。

しかし、「給料が存在する限り」 それは、防ぎようがないとも言えます。

ところが、解決策があるとも言えます。

もし仮に、従業員の側が、従業員としての立場で、同時に経営者の考え方もするようになったら、どうなるか?

もし仮に、経営者の側が、経営者としての立場で、同時に従業員の考え方もするようになったら、どうなるか?

大きく、状況が変ってきます。

お互いに、相手側の考え方が分かるようになれば、対立や、争いが生じながら、その一方では、相手側の考え方を理解し合い、共感し合うようになるのは、目に見えています。

対立や、争いをしながら、その一方では、協調し合うようにもなります。

やがて、対立や争いは、自然に消滅するであろうと言えます。

前者の企業よりも、後者の企業のほうが、「はるかに仕事のしやすい企業」 になるのは明らかです。

従業員の側にとっても、経営者の側にとっても、お互いに仕事がしやすくなるのは明らかです。

どちらの側にとっても、やりがいや、生きがいを感じるであろうと、容易に想像がつきます。

「精神世界の分野」 で、物事にはすべて 「2面性がある」 と盛んに強調しているのは、このためでもあります。

端的に言えば、これが、人間としての幸福を得るための、いわば最短距離とも言えます。

換言すれば、多くの人々が、これに気付かず、無意識のうちに 「2面性のうちの1面ばかり見ている」 からこそ、この社会には、不幸が満ちあふれていると言えます。


「給料」 は、あくまでも一例に過ぎません。

例えば、医療費も同じです。

患者の側から見れば、医療費は安いのが良いに決まっています。

一方、病院の側から見れば、医療費 (収入。売り上げ) は、高い方が良いに決まっています。

税金も同じです。

国民の側から見れば、税金は安いのが良いに決まっています。

一方、国や地方自治体の側から見れば、税金 (収入。売り上げ) は、高い方が良いに決まっています。

何も、お金に限りません。

例えば、夫婦はどうあるべきか、子育てはどうあるべきか、などについても、2面性があります。

にもかかわらず、夫も妻も、無意識のうちに1面にとらわれて、結果的に無意味で不毛な争いに陥る事例が、世の中に満ちあふれています。

----------

非常にユニークな会社があります。

「天才的な会社」 とも言えます。

山田昭男・著 『日本一社員がしあわせな会社のヘンな”きまり”』 (ぱる出版)

著者 (故人) は、電設資材メーカ 「未来工業」 の創業者社長です。

(同社のホームページ)
『未来工業』
http://www.mirai.co.jp/


同書の、表紙カバー裏に、以下の特徴が書いてあります。

=================
■ 未来工業 成長の理由

<徹底した差別化>
◎ よそと同じものなら作らない
◎ 儲かっていない会社と同じことはしない
◎ 日本一 (初) にこだわる
◎ 考える仕組みづくり

<社員のやる気喚起>
◎ 餅を与えてモチベーションをあげる
◎ 「ここまでしてもらったら この会社のためにがんばろう!」 と社員が思ってくれることを考えつづける

<↓>
日本一社員がしあわせな会社に!
=================


同書の、この部分を見ただけでも、「同社は、すごい会社」 と思わないではいられません。

例えば、「>よそと同じものなら作らない」 、これは、設計者にとって非常に厳しい要求です。

どんなにすごい製品でも、他社と同じ品ならば、「これじゃだめ」 と、ボツにされてしまうわけです。

何とかして、他社と異なる作りにする必要があります。

そのかわり、それが実現できれば、設計者として 「良くやった」 と評価されるわけです。

誇らしい思いがするはずです。

設計者ではなく、製造担当者も、「他社にはない物を自分で作っている」 という思いが生まれます。

悪い気はしません。

(しばしば述べているように、私自身、製造 (設計を含む) の仕事を長年行ってきたので、良く分かるつもりです)。


ただし、同社は、建築関係の法律で、製品規格が厳密に決まっている 「電設資材」 を製造販売している会社とのことです。

そのため、「世の中に存在しない画期的な製品」 を売り出すのは不可能のようです。

厳密な規格の枠内で、なおかつ独自の特徴を、何とか生み出す必要があるわけです。

その結果、同じ規格による製品でありながら、他社にはない、ユニークな特徴を持たせる必要があります。
(そのため、同書によれば、同業他社に比べて、飛躍的に業績を伸ばしているとのことです)。

なおさら、設計に苦労すると思います。

一方、それを実現すれば、達成感も非常に大きいのは、目に見えています。

----------

当記事は、言うまでもなく、「同社や同著者 (同社長) を誉め称える」 のが目的ではありません。

また、「企業とは、どうあるべきか」 を述べるのが目的でもありません。

冒頭で述べたように、物事には2面性があり、1面だけにとらわれていたら、幸福は得られないことを述べるのが目的です。

幸福を得るためには、「幅広く2面性に目を向ける必要がある」 と、述べるのが目的です。

そして、ずば抜けた、その好例が、上記の同書なのです。

----------

同書の目次を拾ってみると、「ぶっ飛ぶ話」 が、いろいろあります(笑)。
(順不同)。

◎ 泥棒に入ったらいけない法律はあるが、入られたらいけないという法律はない

◎ 社員に任せろ。社長はバカと自覚せよ

◎ 全国の営業所は必要と思った社員が勝手に作った

◎ 「ホウレンソウ」は禁止。現場のことは担当社員が一番知っている
(注) 「ホウレンソウ」とは、言うまでもなく報告・連絡・相談のこと。

◎ 残業なんてしないで人生の時間を存分に楽しめばいい

◎ 未来工業が全員正社員である理由「人間をコスト扱いするな」

◎ 人間が人間を評価する限り”成果主義”を採用するつもりはない

◎ 人間は本当に自由にさせてもらうと却って不正をしない

◎ ”鞭”がなくても社員は働く。それを知らないのは”無知”という
(注) 鞭 《むち》。

◎ 定年は70歳、65歳社員の年収は700万、かつ下がらない
(注) 同書の初版発行日:2011年(平成23年)11月24日

◎ 失敗は100回してもいい。ただし同じ失敗を繰り返すのはダメ!

◎ 出張費を浮かすのも自由。お金を浮かす方法を真剣に考えるはず

◎ 「いいモノを安く」? それが日本経済を悪くする元凶だよ

◎ 儲けられないのは社長が己を知らないから

◎ 社長の仕事は戦略を立てること。現場で率先垂範してどうする?

◎ 社員が幸せになるには、それなりの給料がやっぱり必要だ


※ これ以降は、「ぶっ飛ぶ話」ではありません(笑)。

◎ 製品は同じでも職人さんが使いやすい工夫を盛り込む

◎ 職人さんの作業効率から考えた「テレチューブ」

◎ 未来工業はよそと同じものは出さない「スライドボックス」

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上記の各項目、面白い話、貴重な話が満載です。

述べたいのは山々ですが、切りがないのと、当記事の目的ではないので、やむなくあきらめます(笑)。

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同書を見て、著者 (社長) は、2面性を良く分かっていると、思えてなりません。

経営者という分野での2面性です。

当記事の冒頭で、社員、経営者、両者が、お互いに相手の気持ちを分かり合えば、非常に仕事のしやすい会社になると述べました。

お互いに、生きがいを感じるようになると述べました。

同書の著者である社長は、経営者としての立場でものを考えると同時に、社員側の立場にも立って、ものを考えていると言えます。
(さらには、顧客側の立場にも立っているとも言えます)。

例えば、以下にそれが良く現れています。

=================
◎ 社員に任せろ。社長はバカと自覚せよ

◎ 全国の営業所は必要と思った社員が勝手に作った

◎ 「ホウレンソウ」は禁止。現場のことは担当社員が一番知っている

◎ 残業なんてしないで人生の時間を存分に楽しめばいい

◎ 未来工業が全員正社員である理由「人間をコスト扱いするな」

◎ 人間が人間を評価する限り”成果主義”を採用するつもりはない

◎ 人間は本当に自由にさせてもらうと却って不正をしない

◎ ”鞭”がなくても社員は働く。それを知らないのは”無知”という

日本一社員がしあわせな会社に!
=================


社長が、本気になって、社員たちを幸福にしようと、かけずり回ってくれたら、社員たちもそれに応じて、自発的に少しでも良い仕事をしようとするのは当然の成り行きです。

その結果、会社も社員たちも、幸福感を味わうことになります。

大事なのは、単に高給を与えて社員たちの尻を叩き、それを得ようとするのではない点です。

それとは、まったく正反対の方法で、豊かな人間味のある方法で行っている点です。

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上記の目次には掲示しませんでしたが、以下の項目があります。


◎ 「常に考える」--未来工業の独創性を支える”提案制度”

言うまでもなく、提案制度のある会社は珍しくありません。

同社がすごいのは、提案すれば必ず500円もらえる制度です。

どんな内容であっても、参加賞として、必ず500円支給されます。

一見ささいなことですが、社員の側から見れば、すごいことです。

どんな、ささいな提案でも、どんなつまらない提案でも、必ず参加賞がもらえるのです。


あくまでも一般論ですが、提案制度といえば、それ相応の内容のある提案をしないといけないと、誰もが考えます。

つまらない提案をしたり、ピント外れの提案だと、皆に笑われる、会社から悪い評価を受ける、等々、どうしても、そう思うようになります。

その結果、特に熱意のある社員、特に優秀な社員以外は、「自分には、とても提案なんて無理だ。やめておこう」 と思わないではいられません。

結局、大多数の社員からは、提案制度が浮き上がり、少数の決まった社員たちのものになって行きます。

あるいは、社員全体が、提案制度に対して見向きもしなくなります。

なぜならば、社員皆が、元々の自分の仕事で忙しいわけです。

それに上乗せされる、「自分にとって、どうでもよい提案制度」 など、いちいち構ってはいられなくなるのは、自然の成り行きです。


ところが、どんなつまらない提案でも、どれほどピントが外れた提案でも、とにかく行えば、会社が500円分だけは、間違いなく評価してくれるとなれば、話が異なります。

どんな社員でも、小遣い銭稼ぎに、少しは提案してみるか、と思うようになります。

どうでもよい提案を行ったにも関わらず、500円の参加賞をもらったのを周囲の同僚が見て、「いいなあ。自分もちょっとやってみるか」 そう思っても不思議はありません。

そうやって、自然に提案の輪が広がって行きます。

同時に、優れた提案に対しては、1等が3万円です。

さらに、年間で、別途、優秀提案賞3万円、多数提案賞200件以上で15万円もらえます。

同書によると、年間に232件提案した社員がいるとのことです。

しかも、報奨金は、翌月に現金で支給します。

奥さんに (あるいは夫に) 内緒のへそくりとしては、最高です(笑)。
(同書が、これを言明しています(笑))。

なおさら、社員皆、張り切って提案するのは目に見えています。


提案とは何か?

自分あるいは会社全体での、仕事の改善、問題点の改善、逆に優れたことをより向上させる、等々です。

これは、換言すれば、社員としてではなく、経営者としての視点を持って、自分や会社全体の仕事をあれこれ検討することに相当します。

社員が、知らず知らずのうちに、経営者の立場でものを考えることになるのです。

そういう意味では、会社にとって 「とてもおいしい話」 です。

しかも、改善や、逆に長所をより向上させることを、会社に代わって、社員がやってくれるのです。

会社にとっては、良い意味で手抜きができます(笑)。

したがって、たとえ5万や10万円の報奨金を与えても、会社にとって損はしません。

損をするどころか、有形・無形の大きな利益となります。

社員にとっても、会社にとっても、お互いに得をします。

社員・会社、共に発展への大きな原動力となります。

その出発点が、一律500円の参加賞です。

前述の通り、提案制度を持つ会社は珍しくありません。

しかし、このような一律参加賞を設けている会社は、非常に少ないはずです。

あるいは皆無かもしれません。

これ一つを見ても、同社長は、「ただ者」 ではありません。

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私事ですが、一番最初に勤めた会社が、やはり提案制度を導入しました。

しかし、そのうち、消えてなくなると思いました。

案の定、半年も経たずに、消滅しました。

提案制度は、経営者側に、社員の発言に誠実に耳を傾ける、強い意志が必要です。

それがないと、決して長続きしません。

やがて、自滅します。

ところが、この会社は、典型的ともいえるワンマン会社です。

「社員の発言に誠実に耳を傾ける」 など、期待する方がどうかしています(笑)。

提案制度が成り立つはずが、ありません。

ただし、ワンマンですが、社員をどなりつけるような凶暴性はありません(笑)。

いたって紳士的です。

しかし、ワンマンとして、自分の考えを押し通すことに変りありません。

小さな会社ですが、かつては業界の先端を行っていたとも言えます (私が入社するよりだいぶ前)。

しかし、そのせっかくの能力を、ワンマン社長が、そうと知らずに、すりつぶして行きました。

やがて、業界の後追いをするしかできない会社になってしまいました。

非常に、悲しいことです。

上記の著者である社長とは、正反対と思わないではいられません。

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(注) 上記の同書は、同社の社長自身が執筆したものです。

したがって、同社長や同社の 「短所、問題点」 など、都合の悪い部分には触れていないはずです。

しかし、前述の通り、当記事は、会社はどうあるべきかについて述べるのが目的ではありません。

したがって、同書に書いてある、ないに関わらず、「短所、問題点」 などには言及しません。

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以下、参考までに掲げておきます。

(他者ブログ記事A)
『日本一ホワイトな会社「未来工業」会社見学レポート!ふつうじゃない経営の秘密を聞いてきた』
2017-11-29
<なべはるの人事徒然>
https://nabeharu.hatenablog.com/entry/2017/11/29/180000

(他者ブログ記事B)
『あの「未来工業」は”究極のホワイト企業”なのか? そして入社するには?』
2014.9.30
<クーリエジャポン>
https://courrier.jp/info/28041/

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以上述べたことが、「第1回目の記事」 と、どのように関連するのか?

それは、「第3回目の記事」 以降で述べます。

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以下、長文のため、第3回目に続きます。

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