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(新・新版) 21世紀は宇宙文明時代
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「偏向」とは「政府や自民党に逆らうこと」これが彼らの「本音」2015年12月27日

[カテゴリ: 社会問題>支配]

<当記事の要点>

・古舘伊知郎キャスターや岸井成格アンカーの番組降板の問題について。
・日本政府や自民党の「偏向発言の本音」は、自分たちに「逆らうか、どうか」である。
・「客観的に見て」偏向しているか、どうかは、彼らにとって「どうでも良い」。
・国民の側は、これを見落としてはならない。
・そうでないと、日本政府や自民党に「踊らされてしまう」。


<記事本文>

テレビ朝日の番組「報道ステーション」で、古舘伊知郎キャスターの降板、さらには、TBS「NEWS23」での、岸井成格アンカーの降板問題が、話題になっています。

昔から、テレビ局が、日本政府なり自民党なりに対して、番組内で逆らう言動をすると、「番組が偏向している」、あるいは「放送内容が中立ではない」等々の批判が生じ、やがて、当事者が「降板」するのは、「お定まりのパターン」です。

こういう騒ぎが起こると、それに応じて、番組や当事者が「偏向していたか?」、あるいは「中立であったか?」などについて、いろいろな発言が生じます。

しかし、それは、無意味な議論です。

なぜならば、日本政府にとって、あるいは自民党にとって、「客観的に見て」中立であるか、偏向しているか、それは、「どうでも良いこと」だからです。

彼らにとって問題なのは、番組や当事者が「政府や自民党に逆らっているか、どうか」だけです。

もし仮に、番組が「政府や自民党に『尻尾を振る』内容ならば」、偏向している、中立ではないと、批判することは絶対にあり得ません。

例えば、安倍内閣が「戦争突入法案」を強行採決した時、NHKは、衆院か、参院のどちらかで、「意識的に国会中継を行いませんでした」。
もちろん、強行採決場面を、国民に「見せない」ためです。

本来ならば、これは「明らかに、中立ではない放送態度」であり、政府や自民党が、NHKに対して「強硬に批判するべき」出来事です。

ところが、言うまでもなく、政府も自民党も、一切批判しませんでした。

このように、日本政府や自民党の「偏向発言」の本音は、あくまでも「自分たち、政府や自民党に逆らうな」ということです。

国民の側が、「中立であるか、どうか」 「偏向しているか、どうか」を論じ出したら、それは、出発点で、「すでに政府や自民党に『乗せられている』」ことになります。

国民が問題視するべきことは、番組が「中立であるか、どうか」 「偏向しているか、どうか」ではありません。

政府なり自民党なりが、「偏向」を口実にして、「政府や自民党に対して『国民が逆らうな』と、国民に圧力をかけている」その点を、問題視しなければ、何の意味もありません。

そうでないと、国民同士による無意味で不毛な議論に陥り、その隙(すき)を突いて、政府や自民党が「漁夫の利を得て」、国民の陰で「高笑い」することになります。