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危険な「スマートメーター(電力量計)への交換」を拒否できます。ただし、その後どうなるかは分りません(4)2019年05月01日

[カテゴリ: 社会問題>支配]

「第3回目の記事」 より続きます。
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2019/04/17/9060980

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前回 (第3回目の記事)で、「東京新聞の記事」 を引用しました (引用B)。

この 「引用B」 の中で、一部を再度引用します。

場所は、「 右側のページ <本文> 」 で、上から1/3くらいの所です。

※ 読みやすくするため、「原文にはない改行」 を加えています。

(引用B-1)
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 「あっ、緩んでいる」


 二台ともメーター内に電線をつなぐ端子を止めるネジが緩んでいた。

男性は第一種電気工事土の資格を持ち、二十年以上、電気設備の工事経験がある。

長年、東電関連のメーター設置を請け負っていただけに、あわてて自分で締め直した。
======================================
(引用B-1、以上)


この 「引用B-1」 で、最後の行に 「あわてて自分で締め直した」 とあります。

「あわてて」 は、誤解を招く表現です。

この電気工事士の実家のスマートメーターで、取り付けネジが緩んでいるのを見て、「あわてて締め直した」 ことになっています。

ところが、ベテランの工事士が、「 『あわて、ふためいて』 ネジを締め直した」 のでは、話になりません。

「冷静に、慎重に、適確に」 行う必要があります。

一方では、「のんびり」 してはいられません。

「急いで、素早く」 行う必要があります。

なぜならば、「現在、通電中 (のはず)」 だからです。
(この新聞記事では何も触れていませんが、おそらく、宅内のブレーカーを 「落としていない」 のではないかと思います)。

通電中ならば、いつ、発火や発煙するか分りません (あくまでも理屈の上では)。

この工事士が 「急いで、素早く」 ネジを締め直したのを見て、記者は逆に、「工事士が、あわてて締め直したと思い込んだ」 のではないかと、思います。

「冷静に、慎重に、適確に」、そして、同時に 「急いで、素早く」 ネジを締めたにもかかわらず、素人の記者に 「あわてて」 締めたと言われては、「ベテラン工事士」 の立場がありません(笑)。

どんな場合でも、「あわてて」 と表現すれば良いというものではありません。

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あくまでも 「基本的な理屈」 としてですが、ネジが緩んだからといって、過大電流が流れるわけではありません。

その時、使用している、電気器具の総量に応じた電流が流れるだけです。

例えば、その時、全部合せると1,000ワットになる、複数の電気器具を使っていたとします。

そうすると、電圧が100ボルトならば、流れる電流は、10アンペアになります。

(1,000ワット) ÷ (100ボルト) = (10アンペア)

この時、ネジが緩んでいようが、確実に締まっていようが、流れる電流が10アンペアなのは変わりません。

問題なのは、ネジが緩んでいた場合、その部分の電流が流れにくくなる点です。

ネジが確実に締まっていたら、何の問題もなく10アンペア流せます。

一方、ネジが緩んでいた場合、無理に10アンペアの電流を流すことになります。

この 「無理の度合い」 が問題なのです。

「無理の度合い」 が、結果的に 「ささいなもの」 であれば、発熱・焼損などが、結果的には起こらない可能性が十分あります。

一方、「無理の度合い」 が大きいと、それに応じて、無理に10アンペアの電流を流す度合いも、大きくなります。

その度合いが、限度を超えると、発熱・焼損などが生じるわけです。

したがって、何アンペア流れたら、発熱・焼損するか、その時になってみなければ、誰にも分らないと言えます。

だからこそ、ネジが緩んでいては、いけないのです。

確実に締まっている必要があるのです。

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なお、以下の通り、前述しました。

>「無理の度合い」 が、結果的に 「ささいなもの」 であれば、発熱・焼損などが、結果的には起こらない可能性が十分あります。


これは、あくまでも説明のための表現です。

本当は、「無理の度合い」 が、結果的に 「ささいなもの」 であっても、存在してはなりません。

「無理の度合い」 が、「ささいなもの」 である、ないに限らず、「無理の度合い」 それ自体が、そもそも存在してはいけないのです。

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「無理に電流が流れている状態」 とは、「過大電流が流れている状態」 に相当するとも言えます。

過大電流が流れると、その部分に、余計な発熱が生じます。

例え話で表現すれば、その部分を 「ライターで加熱」 しているようなものです。

したがって、加熱量が多ければ、やがて、発煙したり、発火したり、最後は火災になるわけです。

言うまでもなく、これは、スマートメーターのネジだけに限りません。

すべてに、当てはまります。

例えば、市販のテーブルタップに、「規定の容量を超えて電流を流してはいけない」 主旨の、注意書きが明示してあります。

テーブルタップで、過大電流を流すと、プラグを差し込むコンセント部分や、コード、その先にあるテーブルタップ自体のプラグなどが、異常な発熱をする危険性があるからです。

そうなれば、やがて、発煙や発火、最後に火災に至ります。

いわゆる 「たこ足配線」 を禁止しているのは、このような理由もあります。

多くの人々は、これを良く知っていると思います。

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次の通り、前述しました。

>過大電流が流れると、その部分に、余計な発熱が生じます。


これは、正確に表現すると、過大電流である、ないに限らず、「電流が流れると、どの部分も、必ず発熱」 します。

これも、「電気の法則」 の一つで、避けようがありません。

ただし、通常は、発熱量が非常に少ないので、まったく問題になりません。

例えば、「充電中に、充電器が暖かくなる場合があるが、異常ではない」 という主旨の注意書きが、電気製品の説明書で、時々見かけます。

これなどが、その好例です。

一方、この場合で、通常よりも、充電器が高温になった時は、何か異常を起している可能性があります。

上述の、テーブルタップでも同じです。

「規定の容量を超えていない」 にもかかわらず、場合によっては、少し暖かくなる時があります。

これも、過大電流ではなくても、「電流が流れると、必ず (少しは) 発熱」 するからです。


もし、判断に迷って、心配な時は、電気店などの専門家に相談した方が無難です。


いずれにせよ、発煙、発火、火災などのトラブルを防ぐためにも、「規定の容量を超えない」 ように注意する必要が常にあります。

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これは、話が横道にそれます。

通常使用ではなく、入浴中に、携帯用の音楽プレーヤーを使いながら充電して、感電死した事例を、先日インターネットで見かけました。
(大人ではなく、年少者です。日本ではなく外国です)。

スマホであれ、携帯用の音楽プレーヤーであれ、入浴中に使うのは、「自殺行為」 と言えます。

これらは、入浴中に使うように、設計・製造されていません。
(防水型は、別かもしれませんが)。

水に濡れたら、機器が故障する可能性が十分あります。

バッテリーの電圧が低いので、感電まではしないかと思いますが。

一方、充電中には、当然、交流100ボルト以上 (注) が加わります。

入浴中に、これを水中に落としたために、交流100ボルト以上 (注) が、「充電器 → 本体 → イヤホン → 人体」 の経路を伝わって、感電したようです。

(注) 外国なので、100ボルトより、もっと高電圧。


最悪、死亡しても不思議ではありません。

手足など、皮膚を通じて、交流100ボルト (日本の場合) に感電しても、通常は、死ぬことはありません。

多くの人が経験済と思います。

皮膚自体に、それなりの絶縁性があるからです。

一方、口の中など、皮膚がない部分は、皮膚による絶縁性がありません。

交流100ボルトより、もっと低い電圧でも、感電死する危険性があります。

まして、交流100ボルトならば、死亡する可能性は十分あると思います。

皮膚でも、水に濡れていれば危険性が高くなります。

なお、日本で、一般家庭でも、「200ボルト契約」 があるようです。
(詳しいことは分りませんが)。

200ボルトならば、言うまでもなく、100ボルトより感電の危険性が、はるかに大きくなります。


電気を、決して 「甘く見ては」 いけません。

(冗談ではなく、まじめな話です)。

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以下は、「スマートメーター」 に関する、別の問題です。

引用 「B-1」 と同様に、「引用B」 の中で、次の引用 「B-2」 を掲げます。

場所は、「引用B」 の中で、「一番最後」 です。

※ 読みやすくするため、「原文にはない改行」 を加えています。

(引用B-2)
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[[ デスクメモ ]]

 太陽光など小規模分散で発電された電力を融通する。

そうやって再生可能エネルギーを普及させるのに、スマートメーターは不可欠と聞いていた。

国や東電に聞くと「直接は関係ない」と言う。

もしそうなら、電気を使う側には、危ないばかりでメリットが少なすぎるのですが。
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(引用B-2、以上)


この 「引用B-2」 の一番最後に、「危ないばかりでメリットが少なすぎるのですが」 とあります。

これは、「デスクメモ」 を書いた記者の、あるいは本音なのかもしれません。

しかし、「メリットが少なすぎる」 どころではありません。

「メリットなど、何もない」 と言えます。

「電力量計」 の使用目的からすれば、「スマートメーター」 は、「再生可能エネルギーの普及」 とは何の関係もないのは明らかです。

「スマートメーター」 であれ、従来の 「アナログ式」 であれ、「電力量計」 は、電力の使用量を計るための計測器です。

「電力の使用量を計るため」 ならば、「従来のアナログ式」 で十分役に立ちます。

ことさら、「スマートメーター」 にしなければいけない必然性は、何もありません。

完全に、日本政府や電力会社側の、「一方的な都合 (一方的な押し付け)」 に過ぎません。

この件は、次回も述べる予定です。

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これは、蛇足です。

前述の 「テーブルタップ」 で、いわゆる 「たこ足配線の禁止」 について述べました。

ところが、今の時代は、善し悪しは別として、パソコンだの何だの、多数の電気製品に取り囲まれて生活しています。

そのため、家の壁に設置してあるコンセントだけでは、数が少なすぎます。

その結果、やむなく 「たこ足配線」 をしないと、間に合わなくなると言えます。

ところが、電力会社であれ、電気製品のメーカーであれ、電気火災防止のため 「たこ足配線を禁止」 しています。

ここに、根本的な矛盾があります。

おおざっぱに言って、一般家庭では、一部屋にコンセントが2カ所しか、設けていないのではないかと思います。

しかも、1カ所のコンセントに、差し込み口は、2個しかありません。

合計で、「4個の差し込み口」 しかありありません。

これでは、あまりにも少なすぎます。

(ただし、新しい家では、もっと多いのかもしれませんが、あいにく分かりません)。

一部屋に、コンセントが2カ所 (差し込み口が、計4個) あれば良いというのは、おそらく、何十年も前の規定だと思えてなりません。
(建築基準法か何か、だと思いますが)。

昔は、電気器具が、今よりはるかに少なかったので、この程度で、十分と言えるかもしれません。

しかし、前述の通り、今は、多数の電気器具が満ちあふれています。

この程度のコンセント数では、とても足りません。

したがって、少なくとも、一部屋にコンセントを4カ所くらいは設けてほしいものです。

ぜひとも、このような 「新しい規定に変更」 してほしいものです。

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私事ですが、今居住しているアパートでは、居室のコンセントは2カ所 (差し込み口が、各2個) だけです。

これでは、とても足りないので、テーブルタップや、コンセントに直接差し込む分岐式のタップ (?) をいくつも使っています。

ただし、いずれも電力の容量を超えないように、気を付けながら、それぞれ使い分けています。
(これは、余計な手間と言えます)。

上述のように、コンセントが、せめて4カ所は欲しいものです。

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以下、長文のため、第5回目に続きます。

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