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(新・新版) 21世紀は宇宙文明時代
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新幹線『のぞみ34号』の「台車破損事故」は、「脱線・転覆を企むテロ攻撃事件(未遂)」と思えてならない(11)2018年09月21日

[カテゴリ: 社会問題>支配]

「第10回目の記事」 から続きます。
http://21utbmjdai.asablo.jp/blog/2018/09/13/8959909

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岡山駅から乗車し、新大阪駅で、任務を完了したとして降車した 「3名の検査担当社員 (車両保守担当者)」 の行動が、どうも気になります。

「元・電子技術者」 としての私の想いが、どうしても 「しっくりこない」 のです。

運転士や車掌は、列車の運行を担当しています。

ただし、訓練中の期間には、車両そのものや、電気そのものなどに関しても、結構専門的な事柄も学ぶようです。
(運転士は、特にそうだと思います)。

それでも、運転士や車掌は、「狭い意味での技術者」 とは言えないのではないかと思います。

一方、「検査担当社員 (車両保守担当者)」 は、車両 (ここでは新幹線車両) の専門家そのものと言えるはずです。

換言すれば、車両に関する 「技術者そのもの」 と言えるはずです。

「鉄道車両の技術者、電子技術者」、この両者は、同じ技術者といっても、単純に同列に扱うことは出来ないかと思います。

それでもなお、技術者としての、「いわば根源的な共通点」 があると思えてなりません。

その典型例が、「豊富な実務経験があって、初めて一人前の技術者になれる」 ということです。

いくら参考書を読んでも、いくら資料を読んでも、いくら人の話を聞いても、それだけでは、「一人前の技術者」 には、とてもなれません。

予期せぬ失敗も含めて、自分自身の手で、自分自身の体で、さまざまな実務体験を行い、それによって、さまざまな経験を積み重ね、知識や理解、能力を深め、一人前の技術者として、さらにはベテラン技術者として成長して行きます。

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■ 発言18 (以下すべて)

これを 「『のぞみ34号』のトラブル対策」 に当てはめると、原因を自分の手で探求し、自分の体で原因を明らかにする必要が、ぜひともあると言えます。

まして、もし仮に、そのトラブルが滅多に起こらない(換言すれば、滅多に体験できない) ものであれば、なおさら、自分で原因を見つけ出す経験は、非常に貴重なチャンスと言えます。

技術者としての経験を深める、絶好のチャンスと言えます。

逆に、自分で原因探求をしなければ (他人に委ねたら)、技術者としての経験を深める絶好のチャンスを、みずから捨て去ることになります。

技術者として、それはあまりにも 「もったいない」 と言えます。

換言すれば、このような貴重な機会を自分から捨てるのは、非常に不自然と思えてなりません。

非常な違和感があります。

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このような視点から見ても、新大阪駅で、「床下点検をせず、さっさと降車した行動」 は、どうにも納得がいきません。

もし仮に、「JR東海の担当者」 が床下点検をするはずなので、自分たちが 「出しゃばるべきではない」 と考えたならば、「後 《うしろ》 から見学させてもらう」 方法がいくらでも可能です。

自分たちはいっさい手を出さず、JR東海の担当者にすべてを任せ、あくまでも 「見学 (同席) させてもらうだけ」、これならば、何の問題も起こりません。

それでいながら、このトラブルの原因が何であったか、自分の目ではっきり確かめることが出来ます。

技術者としての経験が、間違いなく深まります。

にもかかわらず、新大阪駅で 「さっさと降車した」 のです。

非常に不自然です。

自分たちの方から 「新大阪駅で、床下点検をやろう」 と言明しておきながら、それを無視したかのように、それをまったく忘れたかのように、さっさと降車したのです。

「信じられない」 としか、言いようがありません。

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ただし、技術者としての経験うんぬんではなく、「単なる給料を稼ぐための仕事」、という観点から見ると、いささか話が変わってきます。

この場合ならば、「やっかいな仕事、面倒な仕事、急に飛び込んできた余計な仕事」、などは、やりたくないと思っても不思議ではありません。

もし仮に、「JR東海側がやってくれるならば、好都合だ。先方にすべて任せてしまえ」、と思っても不思議ではありません。

そのため、「モタモタしていないで、早く引き上げよう」、と思っても不思議ではありません。

一方、そうなると、「自分たち自身の上司」 に対する報告が、出来なくなります。

「JR西日本」 に存在する自分たちの職場に戻り、自分たちの上司に結果を報告する際に、「原因は何だか分かりません。JR東海 (の担当者) に聞いて下さい」 という、「みっともない弁解」 をするはめになります。

それでは、職業人としての、自分たちの立場が間違いなく悪くなります。

そうまでして、みずから言い出した 「床下点検をせず」 さっさと立ち去るのは、やはり非常に不自然と言わざるを得ません。

(注) 一連の 『東京新聞記事』 を見る限りでは、「JR東海側が、新大阪駅で床下点検を行うはずだった」 との報道は、まったくありません。

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東京の運転指令員との、「奇妙な通話」 も非常に不自然です。

「検査担当社員 (車両保守担当者)」 が、みずから 「新大阪駅で、床下点検をやろう」 と発言した際、指令員は、それを聞き逃したことになっています。

これを、「検査担当者」 の側から見ると、どうなるか考えてみて下さい。

自分が 「床下点検をやろう」 と言った直後に、指令員の発言が、突然しばらく途絶え、発言を再開した時には、床下点検の話は、まったく消え去り、「何らかのまったく別の発言を、指令員がいきなり始めた」 ことになります。

当然、「検査担当者」 は、「あれ? 一体どうなっているんだ?」 と思うはずです。

「大事な 『床下点検』 について、何も言わなくなった。なんだこれは?!」 という非常な違和感を感じるはずです。

そうなれば、「検査担当者」 の方から、指令員に対して、「念押しの発言」 をするのは目に見えています。

「新大阪駅で、床下点検をやりますよね?」 といった、確認を求める発言をするはずです。

あるいは、「床下点検の話、聞こえましたか?」 といった、問いかけをするはずです。

これらを一切行わず、いきなり 「指令員は、新大阪駅での床下点検を承知したに決まっている」 と思い込む (自分で勝手に決め付ける) のは、あまりにも不自然です。

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今までの一連の当記事 (問題探究) を通して考えると、「一つの重大な疑念」 が、浮かび上がってきます。


「本当に、彼らは存在したのだろうか?」

彼らとは、「3名の検査担当社員 (車両保守担当者)」 なのは言うまでもありません。

◎ ひょっとしたら、彼らは、初めから存在しなかったのではないか?

◎ 岡山駅から、彼らは乗り込んでこなかったのではないか?

◎ 新大阪駅で、彼らは降車などしていないのではないか?


このように考えると、今まで述べた、さまざまな疑問 (矛盾) の説明が付くと言えます。

「JR西日本の乗務員たち」 が、新大阪駅で交代する時、「異常なし」 と発言したのも納得できます。

「彼らが、初めから存在しなかった」 ならば、「新大阪駅で、床下点検を行う」 と車掌に言うはずがありません。

それならば、車掌 (運転士も含む) が、床下点検をまったく認識しておらず、異常なしと引き継ぐのは、当然と言えます。

東京の指令員も、床下点検をまったく認識していないのは、当然です。
(彼らとの通話を聞き逃した、という問題ではなくなります)。

「彼らは、そもそも存在していなかった」 と思えてなりません。
(ただし、断言は出来ませんが)。

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以下、長文のため、第12回目に続きます。

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